08/08/26 21:09:07
米国がテロ支援国家指定解除を延期していることへの「対抗措置」として26日、突然、
核施設の無能力化作業の中断を発表した北朝鮮。“約束”を簡単に反故(ほご)する
北朝鮮の姿勢からは、先の日朝協議で合意した拉致被害者に関する「再調査」にも
不透明感がただよう。被害者の家族からは「(調査が)また駄目になるのか」と
懸念が広がる一方で、「(約束破りには)驚きはない」と冷めた見方も出ている。
家族会代表、飯塚繁雄さん(70)は「米国が指定解除を先送りしているのは評価したい。
北朝鮮は、米国へのジェスチャーとして日朝協議を進めてきただけだ」としながら、
「今後、日朝協議がどうなっていくのか」と影響を懸念する。
再調査のための調査委員会設置も、いまだ北朝鮮から連絡がない。飯塚さんは
「私たちは(北朝鮮に)何度もだまされてきた。約束破りをさせないよう、
日本も強い制裁を科す態度が必要だ」と言い切る。
横田めぐみさん=拉致当時(13)=の父、滋さん(75)は「北朝鮮が核問題で正確な
報告をしないことが原因なのに…。拉致問題も同じことになるのではないか。
『またか』という気持ちもあるが、北朝鮮は合意したことを誠実に守ってほしい」と話した。
一方、家族会事務局長の増元照明さん(52)は「北朝鮮が核を放棄するとは思えない。
あまりにも当たり前の流れだ。これまでの北朝鮮のやり方を見ると驚きはない。
『それ見たことか』という感じだ」と突き放した。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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