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キューバを制し、金メダルを獲得した韓国選手らは「今回の五輪で最後になるかもしれない競
技で優勝し、なお一層うれしい」と話した。野球は、2005年のシンガポール国際オリンピック委
員会(IOC)総会で過半数の賛成を得ることができず、12年のロンドン五輪では除外される。
96年のアトランタ五輪で正式種目となった野球が除外されるのは、本戦参加国が8チームと底
辺が狭いためだ。
IOC委員らは、世界最高の米メジャーリーグの選手らが参加しなかったことを不満としている。
メジャーリーグ協会は、五輪は薬物使用に対して極めて厳格なため、今後野球が五輪の正式
種目になることは容易ではないとしている。ソフトボールも、北京で日本が優勝する前までは
米国が優勝を独占し、グローバル化がなされなかったという理由で、野球とともに五輪種目か
ら除外される。
五輪の正式種目になるためには、少なくとも4大陸、75カ国で行われ、統一された国際連盟
と、二つ以上の国際大会が行われなければならない。世界の人々によって普遍的に行われる
スポーツではなければならないということだ。IOCのジャック・ロゲ会長は会長就任後、種目縮
小を掲げて改革政策を推進、正式種目も出席委員の過半数が賛成すれば除外することがで
きるよう規定を改めた。
ゴルフはプロが活性化され、ポロは特定の国にメダルが集中したということですぐに除外され
た。モーターボート、綱引き、綱登りはルールがあいまいなため除外された。現代五輪では判
定が公正で、面白みがなければ存続できない。そういった理由から、存続を懸けてゲーム方式
を変え、競技時間を短縮するという競争が繰り広げられている。アーチェリーは、個人戦の場合
は1射につき持ち時間が40秒から30秒に短縮され、18射から12射に減らされた。誤審が頻発し
ていたフェンシングは、ビデオによる判定が行われ、水泳は10キロのマラソン競技が導入され
た。
テコンドーは面白みがなく、審判の判定があいまいで、テレビ放送料が得られないほど人気
がないという問題を抱えている。シンガポールのIOC総会では、2票差で過半数を得て辛うじて
存続された。しかし今回の北京五輪で判定が覆ったことや選手が審判に暴行を加えるという事
態が発生した。そこで世界テコンドー連盟は(WTF)は、フェンシングのように電子防具を採用し
、ビデオ判定を導入して公正さを高めることを決めた。しかしさらに急がれるのは、競技が面白
くなるようにルールを変え、迫真さを高めることだ。
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