【中国/チベット】「北京五輪がチベットにもたらしたのは恐怖と不自由だけだった」 朝日新聞、ラサの現状を報道 [08/23]at NEWS4PLUS
【中国/チベット】「北京五輪がチベットにもたらしたのは恐怖と不自由だけだった」 朝日新聞、ラサの現状を報道 [08/23] - 暇つぶし2ch1:ククリφφ ★
08/08/23 14:57:19 株 BE:642087296-S★(501111)
 【ラサ(中国チベット自治区)=西村大輔】北京五輪の喧騒(けんそう)を離れて南西へ約2500キロ。
漢族支配への反感から、3月にチベット僧や市民らの騒乱が広がったラサの街は今、
閉塞(へいそく)感に覆われている。軍や警察が厳戒態勢を敷き、自由な会話も
はばかられる雰囲気だ。人々は五輪をどんな思いで見ているのか。5千メートル以上の
山々で外界から閉ざされた街に21日、入った。

 3月14日に大規模な騒乱が起きたラサ中心部のジョカン寺の広場。寺の正面ではいつものように、
チベット仏教徒たちが全身を地面に投げ出して礼拝する「五体投地」を続けている。すぐ後ろを
5~10分おきに、小銃を構えた数人の武装警察部隊が通り過ぎていく。仏教徒たちは一顧だにせず、
黙々と礼拝を続ける。

 力で抑え込む中国当局と、信仰に没頭するチベット族。平穏な顔の下に緊張感をはらむ、
今の関係を象徴的に映し出す光景だ。武装警察の数は五輪が近づいた7月半ばから
再び増え始めたと住民は言う。

 厳戒態勢のもと、チベット族の住民の口は重い。ジョカン寺を取り囲む繁華街バルコルで
店主たちに話しかけても、「わからない」「何も言えない」という答えばかり。10~20メートルおきに
数人の警察官がいすに座り、周囲に目を光らせている。

 30代の尼僧は「ジョカン寺はチベット仏教の聖地。銃を構えた武装警察がうろつくのは
耐えられない。早く去ってほしい」と、こっそり話した。

 街は漢族とチベット族の居住地が分かれている。目抜き通りの北京中路には漢族が
経営する商店やホテルが集まり、騒乱では襲撃を受けた。黒こげになった店舗などが
今も野ざらしになっている。

 四川料理店を営む漢族の女性は「騒乱後チベット族の客はめっきり減った。
チベット族の店員も漢族に代えた。彼らは私たちを憎んでいる。怖くてチベット族居住区は
通れない」と話す。

 五輪への視線は冷ややかだ。ある寺院の40代の僧侶は声を潜めた。「チベット族は五輪で
漢族が負けると喜んでいる。自分たちの国で五輪が開催されているという意識はまったくない。
当局批判につながる意見は家庭でも話すことがはばかられ、特別な許可証がなければ
よその街にも行けない。五輪がもたらしたのは恐怖と不自由だけだった」

 取材は自治区政府の許可を得て入った。昼間は外国メディアの窓口である外事弁公室の
係官が記者に同行する。その案内で会ったチベット族は、共産党員の年金生活者
イシロジュラさん(74)。「毎日テレビで五輪を観戦し、中国の選手を応援しています。
中国人の100年の念願がかなった」と笑った。

 「チベットは歴史上最も幸福な時代を迎えている。共産党のおかげで発展した。
ダライ・ラマの時代こそ奴隷社会だった」。横で係官がメモを取り続けていた。

 チベット騒乱は、チベット族と漢族の対立を際立たせただけでなく、チベット族同士の
溝を深めたようにも見えた。

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