08/08/21 17:05:04
北朝鮮は、韓国軍とアメリカ軍が行っているコンピューター上の合同軍事演習について、「われわれへの核の先制攻撃に
つながるものだ」と非難し、みずからの核開発計画に対する検証を、さらに先延ばしにする可能性も示唆しました。
韓国軍とアメリカ軍は、朝鮮半島での有事に備えて、コンピューター上で指揮系統などの連携を確認する「ウルチ・フリーダム・
ガーディアン」と呼ばれる合同軍事演習を今月18日から実施しています。両国の連合軍司令部は、この演習は「北朝鮮との
交戦を想定したものではない」として北朝鮮側に前もって実施を伝えていました。しかし、北朝鮮外務省のスポークスマンは
20日、朝鮮中央通信を通じて、「演習はわれわれに対する戦争の練習だ」と非難しました。そのうえで「アメリカなどのいう
『朝鮮半島有事』は、われわれへの核の先制攻撃のことだ。こうしたなかでは、アメリカが核問題で持ち出している『国際的基準
に沿った検証』といった不当な要求に対しては、さらに警戒心を高めざるを得ない」と述べました。北朝鮮の核問題では、申告
された核開発計画に対する検証手順をめぐって、米朝の話し合いが進んでおらず、北朝鮮の今回の主張は、合同軍事演習を
理由に核開発計画の検証を先延ばしにする可能性も示唆したものです。
ソース(NHKニュース) URLリンク(www3.nhk.or.jp)