08/08/16 14:01:06 envCkK5H
昨日、NHKでやっていたレイテ島の戦いの特集を見たものがいるか。靖国に
英霊を祀りたい、合祀も問題ないという人間が、戦争が持つもう一つの面であ
る「愚かしさ」の部分に、ほとんど盲目であることは、俺にとって驚異ですら
ある。
8万人の兵のうち、損耗率が97%だと?そんな戦闘は、古今東西、きいたこ
とがない。それは戦争・戦闘ではなく、虐殺だ。地元民も1万人余が死んでいる
という。山下奉文司令官は「比島の闘いは、将来の戦史で批判の対象になる、
即刻中止すべきである」と上申したが、軍令部はこれを蹴り、小磯国昭内閣も
最後の最後、負けを認めるまで増派しようとした。兵の損耗率97%は、批判
どころか嘲笑の対象だ。あまりにも情けない、愚かな戦さを指導した奴らは、
誰だっての。悲惨ならまだ許せる。愚劣は許せん。
我々は、バブルの後、価値のないゴルフ場に、焦げ付きを承知で融資を重ね、
社内外の批判をかわし、失敗の責任追及を回避しようとした経営者(例:石川
銀行の頭取ら)を、特別背任の罪で裁いている。レイテの戦いを続けた軍及び
内閣の指導者らは、まさに特別背任の罪で裁かれねばならない。
上述のような、現実の今の外交の問題に加え、日本国民に果てしない大損をさせ
続け、中国・東南アジアの住民の生命や暮らしを踏みにじり、不義なる戦を不義
と認めず、失敗を失敗と認めず、保身のために負け戦をつづけた連中を、「英霊」
などの美名で祀るべきではないのだ。