08/08/14 15:41:23
ソース:朝鮮日報コラム(ハングル記事を記者が翻訳)
URLリンク(news.chosun.com)
去る2月に国宝1号の崇礼門が燃えた時だ。全国民が真っ黒な凶物へと変わった崇礼門
を見て悲しんでいるときに韓国人らへ向けて飛んで来た中華圏のネチズンたちの一部
反応は本当に意外なものだった。
「あいつらを罵っちゃいけないよ。なんてったってあいつらも韓国省の人民じゃないか!」
「高麗省の省都 漢城」 「韓国にあまり悪口を言うな。あの国には何一つ国宝というものが
ないんだぞ。あの門が無くなったから韓国人には名乗れるような国宝がないしな。」
中国ポータル人民網に付いたコメントだ。
このところ全世界の中華圏インターネットで韓国と韓国人は常に誰かから嘲弄されて
おりまるでピンポン玉のような有様だ。「韓国人は孔子、老子、釈迦を韓国人だった
と主張し、万里の長城も自分たちが建造したと言っている。中国美人の西施も韓国人と
してしまうほどだ。中国の歴史を盗む韓国人どもはどれだけ厚顔無恥な民族か…。」
前には「韓国は孫文(孫中山・中国辛亥革命の父)も韓国人だと言っている」と中国広州の
新快報や台湾の連合報・中国時報などが相次ぎ報道し、中華圏メディアらは自国の歴史
人物たちを取り上げ「韓国人は他人の歴史人物まで盗むような臆面もない民族」と繰り
返し報道し”多維”などの海外中国ポータルなどでも韓国貶下の報道が続いている。
中華圏で”韓国人が中国の歴史を盗んでいる”と相次いで捏造し報道している理由は
なんなのか。これといった”これだ”と理由は見つけることができないが、中国人たちの
立場で見ればインターネットを通じ嫌韓症をけしかけ中華民族主義を刺激することで
56の少数民族を簡単に統合することができるのだろう。
また改革・開放以後の東西間、都市・農村間の葛藤を歴史意識の武将で眠らせる
こともできるだろう。台湾の抱える経済的な難しさも外交的孤立とて歴史優越主義を
通せばある程度は乗り越えれて精神的な慰めと安息を得ることができる。
問題はこれに対する私たちの対処だ。インターネットを通じ韓国をけなそうとする試み
は時間が経てば徐々に自然に無くなるはずだろうと思考するのは純粋すぎる。最近
あった '孫文は…'の一件での波紋拡散過程を見てみよう。
(つづく)