08/08/08 10:56:46
「韓国人は孔子も老子も韓国人だという」「釈迦までもが韓国人だと騒ぐ」-。こん
な報道が出れば、中華圏のネットユーザーが興奮するのは当然だ。すぐに「ヒトラー、
ムッソリーニ、ビンラディンも韓国人だと言えばいいじゃないか」といった皮肉が韓国
人に浴びせかけられる。韓国人が聞いたことも、見たこともない話が台湾ではまことし
やかに伝えられ、韓国を批判し、冷笑する道具として使われているのだ。韓国人の立場
からすればこれほど理不尽なことはない。
台湾メディアの「嫌韓症助長記事」はソースすらたどることができない。現地メディ
アは朝鮮日報など韓国の有力メディアを引用する形で、もっともらしくでっち上げ記事
を作る。朝鮮日報に確認ぐらいしてもよさそうなものだが、それさえもせずに無責任に
記事を流している。何者かが読者を信用させようと韓国の有力メディアを引用したよう
に装った記事をインターネットに流せば、現地の有力メディアはそれをそのまま信じ、
丸ごと転載されるため、嫌韓症をさらに拡大するという構図だ。
嫌韓症を助長する台湾メディアとインターネット上での事実歪曲(わいきょく)の実
例を見てみよう。
◆釈迦は韓国人
台湾の有力紙中国時報は6月1日付紙面に「韓国人は釈迦を韓国人と呼ぶ」との見出し
の記事を掲載した。見出しからしてとんでもないものだ。記事はリード部分から歪曲が
見られる。「韓国の文化拡張運動が再び強まっている。老子、孔子が韓国人だと言った
と思えば、今度は釈迦が韓国人だと主張している」という内容だ。
本文はさらに荒唐無稽(むけい)で、朝鮮日報を引用した形となっている。もちろん
朝鮮日報がそんな報道を行った事実はなく、該当記事を取材したこともない。韓国人が
そうは考えていないので、取材対象にすらならない。
では、朝鮮日報が「報道」した驚くべき内容とは-。
「成均館大の研究によると、紀元前700年前後に済州島に住む韓国人が航海に出掛け
た。一部は日本に向かい、一部はマラッカ海峡、一部はベンガル湾に向かった。釈迦が
属するシャカ族はアーリア人ではなかった。シャカ族の生活を観察すると東アジアの生
活の特徴が表れており、それに基づき推論すると釈迦は韓国人だった」
朝鮮日報が書いたとされるこの記事が中国本土のインターネット上で広がると、すぐ
にマスコミの話題となり、一部ネットユーザーは「恥知らずで常識がない民族だ」と韓
国人を見下した。
中国時報によれば、中国の一部ネットユーザーは「世界にこんなならず者国家がある
だろうか」と韓国を批判している。
■ソース(朝鮮日報)(イ・グァンヒ記者)
URLリンク(www.chosunonline.com)
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