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百済書記
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『百済書記』は、チョン・ソンヒョクが2002年に発表した小説。日本の天皇は朝鮮人の
子孫であるという《正しい歴史認識》を下敷きに愛子内親王と韓国人青年の恋愛を
描いたもので、反日小説に分類される。
概要
当時浪人生であった作者が2001年の今上天皇の発言(桓武天皇の生母
高野新笠が百済の武寧王の子孫であったとされていることに関するもの)
に触発され、「50冊もの」資料を読んで書き上げた(参考文献一覧がないため、
どのような資料を読んだのかは不明)という作品。
内容もさることながら明らかに事実と異なる描写があまりにも多く(後述)、
もし日本で出版されればトンデモ本としての扱いを受けるのは間違いなさそうな
作品であるが、韓国では好評を博したらしい。
また、作者がこの本に《正しい歴史認識》を受け入れ、占領時代の行為について
謝罪するよう求める手紙を添えて駐韓日本大使に贈ったことが韓国の新聞で
報道された(大使がそれを読んだかどうかは不明)。
登場人物
愛子
幼い頃から日本と韓国との間に微妙な関係があるらしいことは気づいていたが、
具体的なことは何も教えられずに育った。成人した後にハーバード大学へ留学、
ミンヒョクと運命の出会いをする。終章では第128代天皇に即位し、
《正しい歴史認識》に基づいて《東アジア諸国との友好》のために様々な《改革》を進める。
イングリッシュネーム(留学先での通称)は「ジャクリーン」。
余ミンヒョク
愛子が日本の皇女とは知らないまま彼女と恋に落ちる。実は彼も百済王家の末裔であり、
それらのことを知ってからは《正しい歴史認識》を明らかにするために活動する。
終章では韓国史上最年少の大統領となり、日本や北朝鮮との関係改善に成功する。
イングリッシュネームは「ジェームス」。
和田春樹
日本の学界が《正しい歴史認識》を受け入れないことに心を痛める良心的学者。