08/07/29 13:20:29
◇日本海でガスハイドレート開発 米国に共同ボーリング打診
知識経済部の李允鎬長官が、24日の国会・民生安定対策特別委員会で「東海(日本海)でのガスハイドレート【注】の開発は、
韓国の領土問題(独島問題)の解決と、不足しているエネルギー源の確保という2つのメリットをもつ良案と考える」と述べ、
東海に埋蔵されているガスハイドレートの開発に積極的に取り組む意向を明らかにした。
この日の国会で同長官は、「ガスハイドレートの重要性をよく承知している」とした上で、
日本が紛争地域にしようとしている独島(日本名=竹島)海域と鬱陵盆地など東海の大陸棚を詳しく調査すれば、
かなりのガスハイドレート層を発見できると期待されると話した。
またガスハイドレートの開発に向けて、すでに米国エネルギー省に「共同ボーリング作業」の可能性を打診しており、
米国側からよい反応を得ていることも明らかにした。
韓国政府は今年4月、米国エネルギー省とガスハイドレートの共同開発協力に向けた「意向書」を提出している。
一方米国は来年からガスハイドレートの陸上試験生産プロジェクトの「ANSプロジェクト」に着手する計画だが、
韓国政府もこの「ANSプロジェクト」にガスハイドレート開発事業団や韓国ガス公社などの韓国企業が参加できるよう
協議を行っている。
韓国政府は2005年から「ガスハイドレート開発事業団」を発足、2007年には東海(日本海)の鬱陵島周辺の
鬱陵盆地でガスハイドレート層の確認に成功している。
このため韓国政府は米国との協力で、2015年をメドに、ガスハイドレートの商用化に向けた生産技術開発を
重点的に進める計画を掲げている。
未来のエネルギー源に浮上しているガスハイドレートは、現在、世界各国が先を争ってボーリングを行っているが、
まだ生産技術が確立されておらず、各国が激しい開発競争を繰り広げている。
【注】ガスハイドレート=氷とよく似た構造の物質で、水分子の作る籠の中にガスを含んでいる点が氷とは異なる。
取り込まれたガスがメタンの場合メタンハイドレート、天然ガス(通常メタンを主成分とした混合ガス)の場合
天然ガスハイドレートと呼ばれる。
ハイドレート構造中には大量のガスを貯蔵することができるため、天然のものは未来の有望な天然ガス資源として、
人工的に合成したものは天然ガスの新しい輸送・貯蔵手段として研究が進められている。【KRN】
ソース:今日の韓国ニュース
URLリンク(www.sjchp.co.kr)(%89%CE)