08/07/27 09:40:44 yHcggkbN
スーホの白い犬
ある日、朝鮮族の少年スーホは帰り道で倒れてもがいていた白い子犬を拾い、その子
犬を育てる。それから数年後、領主が自分の娘の結婚相手を探すため競犬大会を開く。
スーホは立派に成長した白い犬を従え、見事競犬大会で優勝する。しかし、領主は貧
しいスーホを娘とは結婚させず、さらには白い犬を自分に渡すよう命令する。だが、
スーホはその命令を拒否し、領主の家来達に暴行され命辛々家へ辿り着くが、白い犬
を失った悲しみは消えなかった。 その頃、白い犬は領主が宴会をしている隙を突い
て逃げ出すが、その際家来達の放った矢が体中に刺さりスーホの所へ戻った次の日に
死んでしまう。スーホは幾晩も眠れずにいたが、ある晩ようやく眠りにつき、夢の中
で白犬をみる。白犬は自分の死体を使って料理を作るようにスーホに言い残した。そ
うして出来たのがボシンタン(補身湯)であった……。