08/07/26 13:27:00 株 BE:166467072-S★(501111)
【北京=竹内誠一郎、鈴木隆弘】開幕まで2週間を切った北京五輪に向け、
北京の街で大会の準備が大詰めを迎え、各所では「北京2008」の旗の取り付けなど
飾り付けが進む。
27日には選手村が開村するが、参加選手が懸念して課題とされる大気汚染への対策は
効果が上がっていない。厳しい交通規制などにもかかわらず、この数日は汚染度を示す
指数が思うように下がらないのが現状だ。
北京の「顔」である天安門広場では26日午前、月末のオープンに向け、五輪を
テーマにした大規模特設花壇の準備が進められていた。人が踊る姿を「京」の字に
見立てた巨大な北京五輪エンブレムも姿を現した。しかし、こうした飾り付けも、
文字通りかすんで見える。大気汚染が原因とされる、独特のもやによるものだ。
北京市は今月20日から、排ガスを減少させるために乗用車の半数以上を通行禁止とし、
一部工場も操業停止とするなどの対策をスタートさせた。中国が独自に採用する
「空気汚染指数」では、0から100までは「空気がきれいな日」と評価され、
五輪期間中には「100以下」の達成が目標だ。
規制施行当初の20~23日は55、65、67、89と数値は良好だったが、
24日は113、25日も109と「軽微な汚染」の分類となった。北京市環境保護局の
杜少中副局長は25日の記者会見で「ここ数日は雨や気流の流れがなく、
空気が拡散しないためだ」と説明し、「一層の努力が必要だ」と焦りものぞかせた。
(2008年7月26日13時07分 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
晴天にもかかわらず、大気汚染でかすんで見える国家体育場(愛称・鳥の巣)(26日、北京で)=大久保忠司撮影
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)