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★天童高が韓国交流中止 姉妹校から要請 竹島問題
新学習指導要領の解説書に竹島（韓国名・独島）が明記された影響で、山形県天童市の天童高（窪田俊昭校長）
が、韓国の姉妹校との交流ホームステイを急きょ、取りやめたことが２５日、分かった。韓国側から「現在の情勢
では生徒の受け入れは難しい」との申し入れがあったためという。
天童高によると、姉妹校は韓国・城南市の仏谷（プルゴク）高。韓国でのホームステイは２５日から４泊５日の日程
で、１―３年生１５人が参加予定だった。来月には、仏谷高の生徒の天童滞在も計画されていた。
中止の申し入れがあったのは出発直前の２３日午後。仏谷高の李浩沢校長から「独島問題で韓国の市民感情が
冷たいものに変化している。教育庁からも交流事業中止の通達が出た」との電子メールが届いたという。
天童高は２３日夕、保護者会を開き、窪田校長が事情を説明。生徒たちは突然の知らせに肩を落としたが、
学校側の決定を受け入れた。
仏谷高との姉妹校提携は２００４年１月。その前年の夏に交流ホームステイは始まった。窪田校長は「残念だが、
現地での安全面なども考慮し中止を決めた。社会情勢を踏まえ、交流再開の時期を待ちたい」と話した。
山形県教委によると、県内の高校では、天童高のほかに公私立４校が韓国の学校と姉妹校の関係にあるが、
「問題の影響は特に報告されていない」（教育やまがた振興課）という。
（河北新報 2008年07月26日土曜日）
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