08/07/24 13:52:34
「水曜デモをご存知ですか?水曜日になると、おばあさんたちは出かけていきます。
おばあさんが若いころから築いてきた長い道を、これから、みんな一緒に歩いていきましょう」―。
23日の正午、ソウル市鍾路区(チョンログ)の日本大使館前。青い幕を背景に、
11人の日本人と在日同胞が歌を歌っている。日本から来た「劇団水曜日」だ。
劇団水曜日は日本軍慰安婦問題の解決のために活動してきた兵庫県宝塚市の市民団体だ。
劇団水曜日はこの日、第823回定期水曜デモで、「海を越えて手をつなぐ私たち」
という演劇を披露した。日本軍慰安婦の被害女性8人と100人の人々が見守った。
白いチョゴリに黒い韓服(ハンボック、韓国の伝統衣装)のスカートを履いた団員が登場した。
1幕の始まりだった。「ヨンス」と「セナ」役を演じる2人の団員は日本で韓国人として
暮らすつらさを切々と訴えた。ぎこちない韓国語だった。11人の団員の多くは
韓国語を話せない。そのため、この日の公演のために、韓国語の台詞を全て
暗記したという。続いて、団員の田中ひろみさん(61)のナレーションが入る。
「神戸朝鮮(チョソン)高級学校舞踊部の生徒であるヨンスとセナは、
宝塚市主催の50周記念行事の会場で、朝鮮舞踊を踊った後、
日本人の女性から“朝鮮へ帰れ”という暴言を耳にしました。それから、
民族差別をどうすれば拭いさることができるのか悩んでいます」
慰安婦被害女性の吉元玉さん(キル・ウォンオク)、李容洙さん(イ・ヨンス)、
李玉善さん(イ・オクソン)に扮した3人の劇団水曜日の団員がそれぞれ舞台に登場した。
「私は13歳のときに慰安所に連れていかれ、誰もいないところに独り閉じ込められ、
あらゆる苦難を味わってきた。1人になってはいけない。おばあさんたちが、
生きてきたこの道、植民地支配の下から独立しようとした歴史が、
みんなにつながっていて、未来につながっているんだよ」吉元玉さん役を
演じた団員の台詞だ。被害女性はヨンスとセナに自分が体験してきたことを
説明し「力を合わせ互いに理解し合いともに歩いていこう」と強調した。
2、3幕では今年3月に宝塚市で日本の地方議会初の「慰安婦問題解決を
要求する意見書」が採択される場面が上演された。「日本の謝罪を聞いてから
死にたい」という慰安婦被害女性の痛切な願いが込められている。
劇団水曜日団長のトクダユキヒロさん(65)は「ヨンスとセナ、二人の少女が
朝鮮舞踊を踊ったという理由で、差別を受けた宝塚市で、地方議会初の
慰安婦問題の解決を要求する意見書が採択された」と話した。トクダさんは
「粘り強く努力した結果、日本政府という壁に小さな穴をあける金槌と釘を
手に入れた」と述べた。この日の水曜デモには宝塚市議会の
北野聡子議員と大島淡紅子副議長も参加していた。
中央日報
URLリンク(japanese.joins.com)
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