08/07/24 13:09:23
世界で約20%のシェアを占め、マイクロソフトのIEを脅かしているWebブラウザー
「Mozilla Firefox 3」。2008年7月2日には「Firefox 3」がリリース後、24時間で
800万2530件がダウンロードされ、ギネスブックに世界記録として正式に
認定されたほど注目を浴びている。しかし、インターネットの普及率や
生活の中に占める重要度では世界一ともいえるインターネット大国の
韓国ではIEが99%でFirefox 3は 1%未満とまでいわれるほど全く普及しないでいる。
2008年7月6日時点での「Firefox 3」のダウンロード件数を比べた
資料があったが、アメリカ773万件、ドイツ246万件、日本134万件、
イギリス120万件、中国72万件、インド42万件、ベトナム20万件、
フィリピン19万件、マレーシア16万件と続く中、韓国は14万8千件に
過ぎなかった。(海外のWEBサイトにアクセスできない北朝鮮は
当然のことながら0だった)。
Firefox 3を使っていないからインターネット先進国ではない、
ということにはならないが、世界的な傾向やITインフラから考えると、
どうして韓国ではこんなにFirefox 3が使われないのか
疑問を持たずにはいられない。
しかし、その理由はとても単純、IEでないとWebサイトが表示されないからだ。
韓国の電子政府、政府・行政サイト、インターネットバンキングをはじめ
ほとんどのWebサイトがIE環境で動くように制作されているため、
IEでは普通に見られるサイトがFirefox 3からアクセスすると
「ページを表示できません」というエラーが登場するのだ。
(趙 章恩=ITジャーナリスト
URLリンク(pc.nikkeibp.co.jp)
>>2以降に続く