08/07/18 19:13:42
自民党の加藤紘一元幹事長がテレビ番組で、北朝鮮から帰国した拉致被害者について
「北に返すべきだった」などと発言した問題で、拉致問題に取り組む全国の地方議員らが18日、
加藤氏の地元・山形県内で議員辞職を求める活動を始めた。問題となった発言自体を知らない
有権者も多く、驚くとともに加藤氏への不信感を高めていた。
集まったのは全国約200人の都道府県市区町議員(超党派)でつくる
「拉致問題を考える草莽全国地方議員の会」のメンバー。あいにくの雨の中、
同日午前8時から、加藤氏の選挙区である山形県鶴岡市や酒田市のJR駅前や
スーパー前などで街宣活動を行い、議員辞職を要求するビラを配った。
また、同日午前、加藤氏の地元事務所に抗議文を提出した。
加藤氏の問題発言とは、今月7日の日本BS放送で、「国家と国家の約束だから
(拉致被害者5人を北に返した方が)良かったと思う。日本政府は『返す』と約束していたが、
安倍(晋三前首相)さんを中心に『返すべきではない』となった」などと語ったもの。
直後から、拉致被害者家族らが「貴殿はそれでも日本人か」などと猛烈に反発。
地方議員の会でも「拉致被害者や家族会の心を傷つけただけでなく、
拉致被害者救出活動への妨害工作だ」として、東京・渋谷のハチ公前や、
永田町の自民党本部前で街宣活動を続けてきた。
地方議員の会の世話人である東京・杉並区の松浦芳子区議(自民党)は
「東京でもそうですが、加藤氏の発言自体を知らない人が多く、私たちが説明すると、
『ウソでしょ』『信じられない』と驚き、辞職要求活動にも賛同してくれる。反応はいい」と語る。
加藤氏は自身のHPで釈明しているが、松浦氏は「釈明にも謝罪にもなっていない。
加藤氏は『日朝国交正常化推進議員連盟』の顧問に就任したが、
(北寄りの発言をする)確信犯なのでしょう」とあきれている。
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
加藤氏の地元・山形県で街宣活動する地方議員の会 =18日朝、JR鶴岡駅前
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