08/07/15 23:39:14
正体不明の中国のハッカーが韓国のポータルサイト業界を恐れさせている。
SKコミュニケーションズが運営するポータルサイト「ネイト・ドット・コム」は最近、ある中国のサイトに
掲載された広告のためにひどい目に遭った。広告を掲載した人物は自身がハッカーだと主張し、ネ
イト・ドット・コムの会員情報1200万人分を入手したので、100万元(約1560万円)で売りたいとい
う内容だった。この人物は実際に5-6人の個人情報を見本として公開した。
それを知ったSKコミュニケーションズは大騒ぎとなった。事実ならば競売サイト「オークション」から1081
万人分の情報が流出した事件を上回り、過去最大の個人情報流出となるためだ。
しかし、広告を掲載した人物はそれ以上会員情報を公開せずに、広告掲載を取りやめた。こうした
場合、本当にハッキングが行われたのか、単純に金銭を狙った詐欺広告だったのか判断するのは不
可能だ。ソウル地方警察庁サイバー捜査隊関係者は「海外事件なので事実確認には時間がかか
る」と話した。
SKコミュニケーションズは不安に包まれている。同社関係者は「独自調査の結果、ハッキングの形跡
はなかったが、万一に備え半年ごとに会員に暗証番号を変えてもらう予定だ」と話した。実際に同社
は8日から、これまでの暗証番号を変更しないと、同サイトやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サー
ビス)の「サイワールド」にアクセスできないようにセキュリティーを強化した。
ネイバーなどほかの大手ポータルサイトも今年初め、中国のサイトに類似した広告が掲載され影響を
受けている。業界関係者は「正体不明の中国のハッカーに対するはっきりした対策はない。実際にハ
ッキングが判明するケースはまれだが、オークションのケースのような万一の状況に神経を使っている」と
話した。
白承宰(ペク・スンジェ)記者
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