08/07/10 13:41:15
京畿道利川市の各地域文化・市民団体は、日本が韓国を植民地支配していた期間に
日本人が持ち去った石塔を取り戻すため立ち上がった。高麗時代に作られた
高さ6.4メートルのこの石塔は利川郷校近くにあったが、現在は東京の
ホテルオークラ内にある美術館「大倉集古館」の庭に「利川郷校方五重石塔」という名で立っている。
韓国芸術文化団体総連合会利川支部、利川文化院、利元会(利川の有識者の集まり)、
利川持続可能発展協議会、利川YMCA、利川環境運動連合などの各団体は、
この石塔を取り戻そうと汎市民運動準備委員会を立ち上げた。
今後は韓国文化財庁などを通じ、日本側に返還を要求する方針だ。
この石塔は1915年、当時景福宮で朝鮮物産共進会が開かれた際、展示のために提供された。
そして18年、実業家の大倉喜八郎が現在のホテルオークラに移した。
石塔の存在は70年代後半に韓国に伝えられたが、本格的な返還運動はこれまでなかった。
準備委員会は各界の力を集結させるため、利川市内の市民・社会・文化団体を
広く集めた汎市民運動推進機構を立ち上げることを決め、来月15日の光復節
(韓国が日本の植民地支配から解放された日)前後に発足式や記念講演会を開く方針だ。
利川文化院のイ・インス事務局長は「利川市民たちの力を合わせ、
奪われた文化財を必ず取り戻す」と話している。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 クォン・サンウン記者
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