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7月7日(ブルームバーグ):米証券大手モルガン・スタンレーによれば、景気減速と
貿易赤字拡大を受け、韓国やインド、ベトナムの金融当局による自国通貨下支えを
狙った市場介入は不調に終わる公算が大きい。
モルガンの調査アナリスト、スチュワート・ニューナム氏(香港在勤)は顧客向け
リポートで、これら3カ国の中央銀行が今年に入ってから自国通貨の下落を受けて、
「繰り返し」為替取引を行っていると指摘。韓国ウォンとインド・ルピー、ベトナム・ドンは
今年、少なくとも5%下落しており、輸入コスト上昇でインフレ加速へとつながる恐れがある。
ニューナム氏はリポートで「市場介入は最終的には失敗するだろう」とし、7日の電話
インタビューでもこの分析を確認した。同氏は「当社の見方では、これら3カ国が最も
期待できるのは、オペレーションを通じ秩序ある下落を演出することだ」と説明しながらも、
「ベトナムはこれさえも達成できない可能性がある」と付け加えた。
ニューナム氏は「間違いなくベトナム・ドンが最も強い圧力を受けている」と記し、外貨
準備高が限定的であることを理由に挙げた。
URLリンク(www.bloomberg.com)