08/07/06 18:26:21
福田首相は6日、北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)出席のため来日したブッシュ米
大統領とサミット会場の北海道洞爺湖町のホテルで約1時間会談した。
両首脳は、会談後、記者会見し、大統領は、米国による北朝鮮のテロ支援国指定解除に日本
側から「拉致問題が置き去りになる」との不満が出ていることを踏まえ、「日本を見捨てることは
ない。置き去りにすることはない」と表明した。
首相は拉致問題解決の重要性を強調するとともに、北朝鮮の核問題について、「完全な核
放棄、申告した核計画の検証が必要だ」と訴えた。
サミットの主要議題である気候変動問題については、「人類が直面する最も深刻な問題」との
認識で一致し、引き続き協力していくことを確認した。「50年までに世界全体のガス排出量を半減
させる」との長期目標設定については、両首脳とも具体的な言及を避けた。
両首脳はまた、深刻さを増しているアフリカの保健、食料問題に、緊密に協力して対応すること
で合意した。
具体的には、<1>定期的な予防接種によるポリオ根絶、殺虫剤処理をした蚊帳の普及による
マラリアによる死亡者数半減<2>世界貿易機関(WTO)が示す人口1000人あたり2・3人の
基準達成<3>コレラなど「顧みられない熱帯疾病」(NTD)対策として、今後5年間に医薬品を
大量投与―などに取り組む。
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