08/07/06 16:42:37
国家統一委員会 馬政権が復活を検討
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馬英九政権は、両岸のいっそうの交流のため、「国家統一委員会(*1)の活動の復活」すべきか
どうか検討しようとしている。
馬政府は、8月中旬にも「適切なタイミング」で対外的に表明し、
来年度の予算編成でも排除せず、国統会に改めて活動させる計画でいる。
国統会は1990年10月7日、李登輝元総統によって作られ14回の会議を行った。
民進党政権時代は開催されず、2006年2月27日をもって「活動の終止」が宣言された。
馬政権は、国統会を回復させ、「終極統一」を馬英九施政の主軸となるであろうことを
明示するようであり、統一・独立の対立は再度激化することだろう。
前政権の高官によると、馬政権は執政後、6月13日に「海峡両岸チャーター機会談メモ」に
サインをし、数日後には国家安全会議が「直航後の両岸情勢と関係正常化推進計画」という
テーマで閣僚会議を行い、国安会と総統府高官が参加して議論を行ったという。
そのメモによれば、参加者は7月4日のチャーター機直航および大陸観光客の訪台開始後、
今後の両岸は相互に楽観的な見方をしているという。
香港の昨年の観光客は1,000万人に達し、香港経済の大きな助けとなっており、
自分を中国人だと考える香港人も6割に達し、今後も大陸観光客が続々と台湾を訪れれば、
台湾の経済も好転し、台湾独立派の者たちの活動範囲もだんだんと小さくなると考えている。
高官によると、今回の両岸の会談は、往年の国統会でのフレームの中で行われ、
国統会が両岸の会談を促進した歴史的功績を高く評価した。
参加者は、大陸の観光客の台湾訪問人数は増加し、さらに8月には北京五輪があることから
台湾における中国への見方は大きく改善し、国統会の復活を宣言しても
「狭義のイデオロギーとして、売台と曲解されにくいのではないか」としている。
★ ソースは、自由時報 [台湾] とかからはしょり気味に訳。
URLリンク(www.libertytimes.com.tw) (中国語・繁体字)
国統会の復活? 「100%デマだ」
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総統府が国統会の活動を復活させようとしているという一部報道がなされたが、
国安会の高官は今日午前、この噂について「特定メディアによる100%デマだ。
馬英九政権は、『統一せず、独立せず、戦わず』の公約にいかなる改変もしない」
と否定した。
(07/06 14:44)
★ ソースは、聯合報 [台湾] とかからはしょり気味に訳。
URLリンク(udn.com) (中国語・繁体字)
★ 訳註。
(*1) 1990年に総統府に設置された非法定機関。
「台湾海峡両岸の関係発展をリードし、『民主、自由、富の均衡』によって
中国統一を促す」ことを目的として設置され、陳水扁が国統会とともに終止させた
「国家統一綱領」も定めた。いわゆる「国家統一」を求めるのではなく、
「双方の発展の差を縮め、両岸融合を促進」すること提起し、関係正常化を目指した。
陳政権になると予算を大きく削減され(1000元)、最終的に「活動の終止」が宣言された。
★ 関連スレ。
【台湾】国家統一綱領の廃止を発表…中台関係の悪化は必至★2[2/27]
スレリンク(news4plus板) (dat落ち)
【中台】 中国の胡錦濤国家主席、台湾「国家統一綱領」廃止を非難 [02/28]
スレリンク(news4plus板) (dat落ち)
【中台】中国-台湾直行便 週末運航始まる~観光も解禁 1949年の分断以来初の定期便[07/05]
スレリンク(news4plus板)
とか。