08/07/05 17:00:29
★劇薬ステロイド:ネット販売「化粧品」2種類から検出 中国の業者か /長崎
◇県、注意を喚起
県は、中国所在とみられる業者がインターネットを通じて「化粧品」として販売している2種類の商品から、
劇薬のステロイド「フルオシノニド」を検出したと発表した。今のところ健康被害の報告はないが、県は
購入者に注意を呼びかけている。
県によると、商品名はクリーム状の「ニュー・ハーブ・クリーム」(15グラム)とローション状の「ハーブ・
ローション」(8ミリリットル)。それぞれ1グラム当たり0・44ミリグラム、0・15ミリグラムのフルオシノニドが
検出された。ネット上の販売元は中国上海市の「CSDCC」となっているが、確認できていない。
両商品ともアトピー性皮膚炎に効果があるとしてネット上で売られ、大村市の女性が3本ずつ(計1万2000円)
をメールで注文、商品は中国から郵送された。女性は効き目が強いため疑問に思い、通報を受けた
県環境保健研究センターが分析していた。
フルオシノニドは、湿疹(しっしん)やアトピー性皮膚炎などの治療に医薬品での使用が認められているが、
両商品とも医薬品の許可を受けていない。肌荒れなどの副作用や、目に入ると白内障につながる危険もある。
厚生労働省が薬事法違反の疑いで調べているが、国外の業者の場合は適用されないという。【宮下正己】
(毎日新聞 2008年7月5日 地方版)
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