08/07/05 00:22:32
イタリア・フィレンツェの世界遺産地区の大聖堂の落書きなどが問題になる中、
右京署員や僧侶たちが4日、世界遺産の天龍寺など貴重な文化財の多い
京都市右京区の嵯峨地域で落書き防止の街頭広報を行った。
ビラを配り「軽い気持ちでも落書きは犯罪です」と観光客に呼び掛けた。
嵯峨地域では、観光名所の「竹林の小径(こみち)」で、竹が刃物のようなもので落書きされる
被害が続いている。右京署は4月から警戒を強めており、7月1日にも自転車の鍵で
竹に落書きした韓国人観光客を厳重注意した。
この日は、署員と天龍寺、大覚寺の僧侶、嵐山保勝会の会員たち約50人が
「文化財や国宝は国民の財産です落書きは恥ずべき行為です」と書かれた看板を持ち、
観光客にビラを配った。
横浜市から観光に来た通訳ガイドの中村由美子さん(47)は「以前に案内したポーランド人も
鎌倉の竹林で落書きをしようとした。私たちが落書きは駄目だと教えてあげないと」と話していた。
臨済宗天龍寺派の栂承昭宗務総長は「嵯峨一帯は修行をしたり、
景観を楽しむ大切な場所。心ない行為はやめてほしい」と話した。
京都新聞
URLリンク(www.kyoto-np.co.jp)
観光客に落書き防止を呼び掛ける僧侶や右京署員たち(京都市右京区)
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