08/07/01 21:50:10
インド・ダラムサラのチベット亡命政府当局者によると、中国政府とチベット仏教最高指導者
ダライ・ラマ１４世の特使との公式協議が１日、北京で始まった。協議は２日間。公式協議は
昨年夏以降、約１年ぶりでチベット騒乱後初めて。中国政府は来週の主要国首脳会議や
北京五輪を前に、内外に関係修復に向けた対話を続ける姿勢をアピールし国際社会の批判
をかわす狙いとみられる。
ダライ・ラマ側の特使は、ロディ・ギャリ氏とケルサン・ギャルツェン氏の２人。中国側は共産
党統一戦線工作部の朱維群副部長らもよう。
協議で、ダライ・ラマ側はチベット騒乱で死者が出たことに強い懸念を示したほか、拘束者
釈放やチベット自治区での「高度の自治」を主張。一方、中国政府は「高度な自治」は「祖国
分裂」につながりかねないと警戒する姿勢に根本的変化はなく、五輪の破壊活動や暴力扇動
の停止などを要求したとみられる。
中国外務省の劉建超報道官は１日の定例会見で、主要国首脳会議でチベット問題を協議
することに反対する姿勢を示した。また、サルコジ仏大統領が対話進展など中国のチベット
問題への対応を見極めた上で、主要国首脳会議中に北京五輪開会式への出欠を発表すると
していることについて、「五輪の政治化に反対する」と不快感を示した。
両者の協議は２００２年９月以降６回行われたが、０７年夏を最後に途絶えた。しかし３月の
チベット騒乱後、初の非公式協議を５月４日に広東省で開き、公式協議再開で合意していた。
URLﾘﾝｸ(sankei.jp.msn.com)
【チベット】ダライ・ラマ特使が中国入り、1日からチベット問題協議へ[07/01]
ｽﾚﾘﾝｸ(news4plus板)
【チベット】ダライ・ラマ１４世「１１月に来日」 チベット亡命政府外相語る[07/01]
ｽﾚﾘﾝｸ(news4plus板)