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★四島上陸ツアー中止:豪クルーズ会社が経路変更 外務省の要請受け
釧路市の釧路西港を客船で出発し、ロシアの入国手続きを経て国後、択捉両島に上陸する観光クルーズを
計画していたオーストラリア・シドニーの旅行会社が、ルートを変更して上陸を取りやめていたことがわかった。
日本の外務省から北方領土問題を理由に自粛を要請されたといい、同社は「政治的な問題に巻き込まれる
ことは避けたい」としている。
旅行会社は「オーロラ エクスペディションズ」。クルーズはロシアの客船で7月6日に釧路西港を出港し、
当初は7日に国後島古釜布(ユジノクリリスク)港、9日に択捉島内岡(キトーブイ)港に上陸。千島列島を
北上して20日にカムチャツカ州に到着する計画だった。
国後、択捉両島の上陸に際してはロシアの入国手続きに従う予定だったが、日本の総領事館職員が
約1カ月前に同社を訪れ「領土問題があるので(両島をルートから)外してもらえないか」と要請。このため、
両島に寄港せずサハリン経由でカムチャツカに向かうルートに変えた。
参加費用は約5000ドル(約53万円)から。95人の応募があり、8割が豪州人。残りは米国や西欧からの
客で、日本人は一人もいない。同社はホームページで「国後と択捉については、日露間の領土問題の
込み入った事情のため、当初旅程を変更することに決めた」と説明。ルート変更に伴う抗議やキャンセル
はないという。
外務省ロシア課は「民間の話なので答えられないが、一般論としては(日本発で)このようなツアーが企画
された場合、ロシアの(四島に対する)実効支配を追認しかねないので(ルート)変更をお願いしている」と
話している。ロシアのビザを取得しての日本人の渡航は、89年の閣議了解で自粛されているが、外国人
には適用されない。
北方領土を巡っては、伊藤忠商事の100%子会社が輸出した鋼材が、ロシアの会社を通じて古釜布港の
護岸工事に使われたことがわかり、外務省が「極めて遺憾」との見解を示したことがある。【本間浩昭】
(毎日.jp 2008年7月1日)
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