08/07/01 01:31:38
ハンバーガー、ピザなどのファーストフードや菓子に含まれるナトリウムの含有量が必要以上
に多いことが分かった。ナトリウムを多く摂取すれば、高血圧や肥満、心臓疾患などを引き起こす
可能性が高い。とりわけ韓国は世界的にも、ナトリウムの摂取量が多い国とされている。
ソウル市保健環境研究院が今年2月から3月にかけ、市内の著名なファーストフード店で販売
されているハンバーガー、ピザなど101品目と、スナック菓子類40品目を集め、ナトリウムの
含有量を調べた結果、ハンバーガー100グラム当たりの平均含有量は439ミリグラム、同じくピザ
は425ミリグラム、スナック菓子類は578ミリグラムであることが判明した。
これを1回に食べる量に換算した場合、ハンバーガー1個(150グラム)には659ミリグラム、ピザ
1切れ(200グラム)には850ミリグラムのナトリウムが含まれていることになる。世界保健機関
(WHO)が勧告している1日のナトリウム摂取量は2000ミリグラムだ。つまり、1日にハンバーガー
3個、あるいはピザ2切れを食べただけで、1日の摂取量に迫るというわけだ。同研究院によると、
韓国の成人一人当たりの1日のナトリウム摂取量は平均5315ミリグラム(2005年)で、日本
(4210ミリグラム=04年)を大きく上回っている。なお、調査の対象となったのはマクドナルド、
バーガーキング、ロッテリア、ケンタッキーフライドチキン、パパイス、ピザハット、ミスターピザ、
ヘテ製菓、ロッテ製菓、オリオンの計10社だ。
同研究院は「ナトリウムは高血圧などの生活習慣病を引き起こすとして知られ、世界的に
摂取量を減らそうという運動が進められている。だが、韓国の場合は主食である韓国料理の
ジョッカル(塩辛)、チョリム(漬物)、ジャン(味噌、醤油類)などにナトリウムが多く含まれている
ため、摂取量が多くなってしまう」と指摘している。
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