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「鬼の洗濯板」座礁の巨大台船撤去、所有会社が計画説明
宮崎市の日南海岸の「鬼の洗濯板」が広がる浅瀬に全長150メートルの巨大台船
が2日から座礁している問題で、所有する神戸市の建設会社などが23日、県庁で
地元住民や県職員らに撤去計画を説明した。住民らは県内有数の観光スポット
からの「一刻も早い撤去」を要望。建設会社は撤去を約束したが、 “後始末”を押し
付けられた形に「私たちも被害者」と不満をにじませた。
県港湾課や、宮崎市と日南市の観光担当課などから約30人が出席。台船を所有
する寄神(よりがみ)建設と、支援を依頼された日本サルベージ(東京)の担当者が
撤去方法や日程を説明した。作業は、台風6号が通過すると見られる28日以降に始め、
約48時間かけて船に圧縮空気を送り込んで浮かせて近くの港にえい航するという。
地元住民の代表は「今は海藻採りにいい季節。なるべく早く撤去してほしい」と要望。
両社は「天候さえ回復すれば一刻も早く撤去する」と理解を求めた。一方で、台船を
借りている韓国の輸送会社や、えい航していたタグボートを所有する台湾の会社が
座礁後、一切対応しなかったことも明かした。寄神建設の担当者は「本来ならば、
座礁させた会社が撤去すべき。我が社も被害者ということを分かってほしい」と苦々しい
表情を見せた。
同社によると、各社間で撤去費用の負担交渉も進んでいないが「現場が有名な観光地なので
放置はできない。船底の傷も日に日に増えていく」と、撤去を請け負うことを決めたという。
県観光推進課は「県内有数の景観の障害になっているので、
速やかに撤去してもらえば、非常に助かる」と話している。
ソース:読売新聞 (2008年6月24日)
URLリンク(kyushu.yomiuri.co.jp)
日南海岸に座礁したままの台船
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