08/06/24 21:49:18 nVDxu7OX
>>243
古代ローマのある都市に、分からない事や疑問に思った事は何事もすぐに人に質問して解決しようとするググレカスと呼ばれる少年がいた。
現在で言う教えて君のような者である。
彼の質問といえば「愛とは何か」「人生とは何か」といったような難しいものではなく、「塩と砂糖のどちらが甘いか」といった調べればすぐに分かるようなものばかりであったと伝えられる。
少しぐらいであれば周囲も我慢できたが、この少年は朝に目が覚めてから夜に寝るまでの間、30秒間隔で次々と質問をしていたという。
そのため、誰もが彼を鬱陶しく思うようになった。
そんな時、近所に在住していた職人は、彼に質問されたらどんな内容でも「図書館に行って調べるべし」と答えることを思いついた。
少年は何でも質問するという空気を読めない性格ではあったが幸い、とても素直な性格でもあったので、言われるがままに図書館で調べものをするようになった。
彼の疑問は常に尽きず、次から次へと、それも大量の疑問を解決するために素晴らしい速さで調べものを続けたために、いつしか図書館の司書ですら敵わない調べものの達人となり、また豊富な知識を持つようにもなった。
そのお陰で、彼はその後ローマ帝国皇帝カンリニスの元、宰相にまで上り詰める。
こうした逸話を知った後世の子を持つ親たちは、このググレカスの立身出世にあやかろうと、子供に何か質問されたときは「ググレカスのように自ら調べなさい」と言うようになった。
これがいつしか縮められて「ググレ」などと言うようになったとされる。
また近年ネット上では GGRKS という表記も行われるようである。