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＃１．ソウル良才洞（ヤンジェドン）のＡマートはこの１週間、砂糖を仕入れることができなかった。
毎年この時期、梅を漬ける人が多く、砂糖の需要が増えるが、‘物流大乱’で砂糖が品薄に
なっている。 マート側は「３度注文すれば一度仕入れられればよいほう」と話した。
＃２．大田（テジョン）地域のスーパーは最近、全羅北道全州（チョンラブクド・チョンジュ）の
ハイト工場まで行って酒を仕入れている。韓国スーパーマーケット協同組合連合会側は
「組合員はもともと全国１８カ所の物流センターで物品を受け取るが、貨物連帯の運送
拒否以降、ビール・焼酎など酒類が適時に供給されず、直接生産地に行って受ける
ケースが増えた」と語った。
貨物連帯の運送拒否の影響が民生と消費現場に広がりつつある。 あちこちで‘運送
動脈硬化症’が発生し、商売人など零細自営業者や消費者に被害を生じ始めているのだ。
一部の地域の商店は配送車が止まったことで、生活必需品の確保に問題が生じている。
食品会社も原資材を適時に受けられず、生産中断の危機に直面している。
◇生活必需品も供給されず＝貨物連帯の運送拒否以降、卸小売り業者だけでなく、
一部の中間物流業者の在庫も底をついている。 大型流通店とは違い、独自の倉庫
施設を持たない町中のスーパーや小売店は一部の生活必需品を確保できずにいる。
スーパーマーケット協同組合連合会のキム・キョンベ会長は「町内スーパーが砂糖
チリ紙など生活必需品の確保に苦労している」と伝えた。 キム会長は「農産物の需給に
問題が生じて、ジャガイモや玉ねぎの価格が数日間に３０％も上がった」と話した。
食品業界も原材料の供給が断たれるのではないかと心配している。 農心（ノンシム）
のオ・チャングン・チーム長は「運送拒否の後、包装材の供給が途絶えた。
よく売れる製品は２０日分、不人気製品は１０日分ほどの在庫しかない」と明らかにした。
ＣＪ・ロッテ製菓など他の食品企業も事情は同じだ。 これら企業も包装材の在庫を
１０日分程度と推算している。 運送拒否事態が長期化すれば‘食料品大乱’につな
がるということだ。
◇焦る物流・宅配業界＝運送拒否事態解消の兆しが見えず、宅配業界は焦りを
隠せずにいる。 宅配業界の関係者は「貨物連帯が集団行動に踏み切る前、
１週間分を配送地付近の物流基地に移したが、事態が長くなればその効果が
なくなる」と話した。
大韓通運・東部エクスプレスなど運送業者は、運送拒否事態が深刻な全羅北道と
慶尚北道浦項（キョンサンブクド・ポハン）地域での支障を懸念している。
運送業者の関係者は「貨物連帯に加入していない運転手も報復を恐れて運送
拒否に参加しているケースが多い」と伝えた。
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