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神戸市東灘区の無職毛利義一さん(61)が五月に自宅マンションで刺殺された事件で、兵庫県
警東灘署捜査本部は二十一日、強盗殺人容疑で指名手配していた中国籍の住所不定、無職
の少年(19)を逮捕した。
調べに対し、毛利さんを刃物で刺したことなどは認めているが、「殺すつもりはなかった」と供述
しているという。
捜査本部によると、少年は事件発覚後の五月十三日に中国に帰国していたが、再入国の情報
があり、捜査員を関西国際空港に派遣。
二十一日午後一時すぎ、同空港に到着した少年を取り押さえたという。
調べでは、少年は五月九日夜、毛利さんの両手に手錠をかけ、胸や首を刃物で刺して失血死
させた上、キャッシュカード一枚を奪った疑い。
現場近くのコンビニエンスストアの現金自動預払機などで、毛利さんの預金口座から現金百数
十万円が引き出されており、捜査本部は防犯カメラの映像などから少年を特定、指名手配して
いた。
毛利さんは一人暮らしで、捜査本部は二人の面識の有無など詳しい経緯を調べている。
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