08/06/18 20:16:21
自民党の安倍晋三前首相は18日、都内のホテルで講演し、超党派の
「日朝国交正常化推進議員連盟」(会長・山崎拓元自民党副総裁)が
北朝鮮への制裁解除と対話路線への転換を主張していることについて、
「国会議員が、交渉を行っている政府よりも甘いことを言ってしまったのでは、
政府の外交交渉能力を大きく損なう。百害あって一利なしだ」と述べた。
また、山崎氏が安倍氏の発言を「幼稚な考え」と述べたことに対しては
「(山崎氏は)日本語能力がないのではないか」とこき下ろした上で
「百害あって利権ありと言いたくなる。国会議員は国益を考えて行動すべきだ」と強く批判した。
日朝実務者協議で北朝鮮が日本人拉致問題の再調査を表明したことに関しては
「北朝鮮には何度もだまされてきた。今回はそうならないよう気を引き締めて対応する
必要がある」と警鐘を鳴らすとともに、米国による北朝鮮のテロ支援国家指定解除に
向けた動きついて「拉致問題に取り組むためのテコを失うことになる」と牽制(けんせい)した。
自民党の中川昭一元政調会長も同日の講演で実務者協議について「前進でも何でもない。
実際に物事が動かないと、まただまされることになりかねない」と語った。
産経新聞
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