08/06/17 21:39:00
■上海株急反落、約1年3カ月ぶり2800割れ
【NQN香港=早川亜美】17日の中国株式市場で上海株式相場は急反落。上海総合指数
は前日比79.352ポイント(2.76%)安の2794.751と、2007年3月5日以来、約1年3カ月ぶりに
2800を割り込んだ。世界的なインフレ懸念や中国当局の景気引き締め強化への警戒感がく
すぶるなか、幅広い銘柄に戻り待ちの売りが膨らんだ。指数は後場に一段安となり、下落率
が3%を超える場面もあった。
前週に急落した反動で上げた前日の地合いが続き、朝方は銀行株などに買いが先行した。
しかし、2900近くで上値が抑えられると投資家心理が急速に悪化した。原油相場の高止まり
を背景に空運株が軒並み下落。相場の先行き不透明感が強まるなか、証券株にも大幅安と
なる銘柄が相次いだ。電力株や繊維株などの下げも目立った。
朝方に発表された1―5月の都市部の固定資産投資が市場予想を小幅に上回る伸びだっ
たことで、追加的な景気引き締め策発表への警戒感も強まった。不動産株など景気動向に
敏感なセクターが後場に下げ幅を拡大し、指数を一段と押し下げた。 (16:58)
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上海株チャート
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