【産経/コラム】正論:東アジア新潮流 中国軍事専門家・平松茂雄~尖閣海域の「異変」を注視せよ[06/17]at NEWS4PLUS
【産経/コラム】正論:東アジア新潮流 中国軍事専門家・平松茂雄~尖閣海域の「異変」を注視せよ[06/17] - 暇つぶし2ch1:力士 ◆RiKiCQzWKY @力士庶Oφ ★
08/06/17 04:42:22
【正論】東アジア新潮流 中国軍事専門家・平松茂雄

■尖閣海域の「異変」を注視せよ
2001年4月1日、中国の海南島東南海域上空で、米軍の偵察機と中国軍の戦闘機が接触し、戦闘機が
墜落してパイロットが死亡する事故が起きた。この事故について、どのような経緯で衝突が起きたのかに
関心が集まり、戦闘機の挑発的な行動に問題があり、公海上空を飛行していたのだから、偵察機に落ち度
はないとの見方が、米国ばかりか、わが国の報道や専門家の間でも大勢を占めた。

当時筆者は公海上空を飛んでいた米軍の偵察機に落ち度はないが、事故が起きた空域と海域の軍事的
重要性から、起こるべくして起きた出来事であり、中国軍戦闘機の責任を非難して片付く問題ではないとの
見方をした。

ではその軍事的重要性とは何か。海南島は南シナ海西北に位置し、中国の海軍基地と空軍基地があり、
島の東南に位置する西沙諸島にも海空軍基地がある。西沙諸島の東から南にかけての南シナ海海域には、
バシー海峡とマラッカ海峡を結ぶシーレーンが通っており、また海南島から東に進めば、バシー海峡を通って
西太平洋に出る。

南シナ海と西太平洋をにらむ中国にとって、海南島と西沙諸島は戦略的に重要なカナメの位置にあり、
その周辺海域は中国軍の「聖域」である。接触事故はその「聖域」で起きた。米軍機の偵察とそれを阻止する
中国軍戦闘機の緊急発進が日常的に実施されているが、この時期に、海南島周辺海域で、特別に偵察する
必要のある事態が進行していたのか、それとも中国軍側に米軍偵察機に「挑発的」な行動をとらせるような
事態があったのか。

≪露見した海南島の秘密基地≫
局外者には分かる術(すべ)もないが、当時筆者は米軍偵察機の目的は、海南島周辺海域における中国海軍
潜水艦、とくに原子力潜水艦の活動、潜水艦発射ミサイルなどの訓練、あるいはその活動の拠点となっている
海南島その他の軍事基地の偵察だろうと推定した。

それから数年を経て、ごく最近、欧米で海南島の海軍基地の実態ににわかに関心が高まっている。なかでも
原子力潜水艦が潜水したまま出港し帰港できる巨大な地下基地が建設されたことに注目が集まっている。
本紙でも報じられたから、読者のなかにはその写真を見た者もいるだろう。

建国以来60年間、中国が最も重点を注いできた軍事領域は、核弾頭とそれを搭載して米国に到達する信頼性
の高い弾道ミサイルの開発であった。数年前の2回の有人宇宙船打ち上げは、中国がワシントンやニューヨーク
に到達する精度の高い弾道ミサイルの完成に近づいていることを明示した。中国が台湾を「軍事統一」する際、
米国が軍事介入すれば、ワシントンやニューヨークを核攻撃すると威嚇して米国の介入を阻止するのが目的である。

だが米国を確実に威嚇するには、核弾頭を搭載した原子力潜水艦を太平洋に展開することだ。中国軍は
原子力潜水艦と水中発射弾道ミサイルの開発に必死で、ごく最近も四川大地震の対処に追われている
最中にもミサイル発射実験が実施された。完成すれば、原子力潜水艦は南シナ海に常時展開して、
わが国のシーレーンを脅かすばかりか、海南島からバシー海峡を通って太平洋に進出することになる。

≪重要な台湾の位置と役割≫
このように論じてくるならば、台湾が極めて重要な位置にあることが分かる。だがその台湾との間には、
わが国の領土である尖閣諸島の「領有権」に関して、これまでに何回もトラブルが起きている。(つづく)

(MSN産経)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)

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