08/06/16 00:15:11
中国チベット自治区ラサで大規模暴動が発生してから14日で3ヶ月がたった。8月の北京五輪を前にし
た情勢の不安定化、国際的摩擦の再燃を恐れる共産党政権は、情報の徹底管理、チベット僧への愛国
教育強化、兵力の大量投入などで反政府活動を封じ込めようとしている。
四川大地震以後、中国の報道からチベット問題関係がほとんど消えた。「安全」を理由にしたチベッ
ト族居住地域への外国人記者の立ち入り制限も継続中で、外部に対する実質的な情報遮断が続いている。
”カーテン”の裏で進んでいるのは統制強化だ。胡錦濤・党総書記以下、中央、地方の指導者は13日、
緊急課題の対応を話し合う重要会議を開き、チベット地域の安定維持をさらに進める方針を確認した。
チベット日報氏(電子版)によると、張慶黎・自治区党委書記は5月末、「暴動の徹底的平定」を目的
とした幹部会議で「(チベット仏教最高指導者)ダライ・ラマ一派、西側敵対勢力との戦いは始まっ
たばかりだ。より厳しい挑戦に備えよ」と指示。会議では僧侶を「真に国を愛し、法を守る公民とす
る」教育の強化などを決めた。
張氏は今月4日、ジョカン寺(大昭寺)デプン寺など有力寺院を次々に訪問。接待した高僧は「暴動に
参加した僧は仏門のクズだ。多くは党の指導を擁護している」と語ったという。
安定の「後ろ盾」は武力だ。香港の人権団体・中国人権民主化運動情報センターは13日、ラサ近くで
行われる五輪聖火リレーの警備の為、人民解放軍兵士8000人、武装警察官4000人が準備に入ったと伝
えた。
一方、政権とダライ・ラマ側との対話が進展する見通しは立っていない。
ソース:読売新聞<チベット暴動、「参加の僧は仏門のクズ」中国、寺院締め付け>
6月15日朝刊紙面7P、国際面(ネット版にはなし)
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記者団に直接訴える
スレリンク(news4plus板)