08/06/15 00:49:28 UMOcjelj
明治開化期の日本と朝鮮(9)
(参照公文書:アジア歴史資料館から)
以下、(宮本大丞朝鮮理事始末 朝鮮政府接遇記略及風俗概要、宮本大丞朝鮮理事始末 朝鮮理事日記、
宮本大丞朝鮮理事始末 第九號 陸軍士官朝鮮紀行 作成者:陸軍大尉 勝田四方蔵、陸軍少尉 益満邦介)より。
朝鮮の迎賓料理 (宮廷料理)
盆や膳類は漆が剥げ落ち垢がついてすべて不潔さを感じた。
磁器皿の類は日本伊万里の下等品および呉洲のものが混じる。朝鮮製のもあるが質が厚くて粗雑で石のように
重い。彩画はなくて青白色の上薬を用いるのみ。しかしいずれも汚れたような不潔さを感じる。
酒(焼酎)は土瓶に入れている。杯は日本製である。また朝鮮製のもある。
彩画した皿や金銀の器が無い。
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ただ、国王の賜饌の時に添えたる銚子は徳利形で、杯は薄いこと葉っぱのような銀製であった。蝙蝠の絵が画い
てあった。また、醤が入った磁器壷には石榴の模様が淡青で描かれていた。これらは支那の品に似ていて、おそらく
朝鮮製ではないだろう。
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銅の箸で食事をする。箸が重くて物をはさむのに不自由である。
牛豚鶏魚の肉も、調理をきちんとして器や皿を清潔にすれば、もとより食べられるものとなると思う。
日本人がこの国に来れば、まず食べ物に注意しない時は、到底飢渇の患いを免れられないであろう。
朝鮮国は豊かでないので賓客を迎えるのにふさわしいことが出来ないと言う。それで、人の口腹を飽くまで食べさせ
ることをもって饗応とするらしい。しかし、膳台に種々の物をうずたかく積み上げて出すのを見ただけで、まず人をし
て飽きさせるものである。
味付けについて
胡麻を多産するので、ごま油をもって百食の調味の元とすると言っていい。
また、たいてい胡椒と唐辛子を加えて調理しており、この2味を用いないものは無いも同然である。それゆえに朝鮮
人は咽喉への刺激により、一種の咽喉の病気を受ける者が多いと聞く。
醤油は上品下品とあって、極上品は日本製に及ぶが、値段が高すぎて容易に得ることは出来ないと言う(おそらくは
日本からの輸入品か)。下等品は不味くて食せない。
味醂はない。
砂糖も無いので蜜を代用している。
牛乳は用いない。
帰国する頃には、京城に行った者は半数が病人である。重症の下痢の者が多い。中の一人(金子鉄蔵)が医官の
治療の甲斐なく死亡した。(高熱を発して吐瀉を繰り返し心停止に至る。赤痢の症状に似る。氷水の飲食が原因とも
考えられる。また、奥 義制 書記官が重体となり、帰国後長崎の病院に入院して一命をとりとめている。)
この病は一種の風土病でかつて台湾で流行したものと同じ種類であろう。また朝鮮は悪性の熱病も多いという。
浅間艦に居た者も下痢や脚気になった者が多い。
今後、朝鮮国に人を派遣する場合は、予防法に注意すべきを要す。
画像(朝鮮の宮廷料理)
URLリンク(f48.aaa.livedoor.jp)
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国賓をもてなす迎賓料理でこの衛生状態。
韓国の一般庶民はどんだけ不衛生だったことか...