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馬総統、平和的解決指示 尖閣沖の衝突事故
産経新聞 2008.6.17 14:00
馬英九総統（共同） 台湾の馬英九総統は１６日夜、諮問機関、国家安全会議を開き、尖閣諸島（中国名・釣魚島）沖
で起きた日本の巡視船と台湾の遊漁船の衝突事故について「平和的解決」と「日本との漁業権交渉再開」
に全力を挙げるよう指示した。同会議開催は馬政権発足後初。１７日付の台湾紙、聯合報などが報じた。
馬総統は１７日午後に予定される地元メディアとの懇談でも平和的解決の姿勢を示すとみられる。
一部の立法委員（国会議員）も１８日に予定していた巡視船による同諸島視察の中止を決めた。
立法委員らは軍艦での視察も検討していた。
台湾では衝突事故をきっかけに反日の雰囲気や、同諸島の領有権を主張する声が高まり、１６日早朝、抗議船が
巡視船計９隻とともに日本領海内に一時侵入した。（共同）
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これ以上中国の走狗と化した国民党や与党議員を暴走させていては日本との関係が修復不可能になってしまうと
遅まきながら気付いたのか、ようやく馬も事態収拾に動き出したようです。
もし明日予定されていた軍艦の派遣を止めなければ、台湾のみならず日本側の世論も硬化して日台関係は
悪化の一途を辿っていたはずです。 とは言え、事ここに至るまで党や議会の暴走に対して何ら指導力を発揮し
得なかった事で馬政権の求心力や支持率は確実に低下していくでしょうし、何より「私は反日政治家ではない」
といくら口先で述べた所で、日本側に対して拭い様の無い不信感を植え付けてしまった事の代償はひどく高く付くでしょう。