08/06/13 19:09:48
日本の共同通信による6月6日の報道によると、日本やドイツなどが国連決議へ向けた草案の提出を検討しており、常任理事国・非常任理事国枠拡大と共に、新常任理事国に対する拒否権付与についても提案する。
─略─
日本は『常任理事国入り』へ再び進撃を開始し、再び中国ネチズンの熱い議論を誘発する。いや、更に正確に言えば中国ネチズンはこの問題について絶えず議論を継続してきた。ただし、今回は反対一辺倒の抗議の中に、指示するとの声もいくらか入り混じったようだ。
【反対者：中国の利益を損ないうる】
数年前から、日本の『入常』論には、中国ネチズンらが猛反発を示している。今なお依然として「打倒日本」「ボイコット日貨 (※日本製品)」のスローガンは絶えず耳にする。
甚だしきにいたっては「地球崩壊後に常任理事国を与えてやろう!」さらにはネチズンが断固として日本の入常に反対する理由として「永遠に日本はあらゆる『変態』の代名詞だ!!」というものがある。
こういった意見は過激とも言えるが、中国人が蓄積してきた解放するすべの無い民族感情だ。
理知的なネチズンたちも反対する理由を提示した。
─略─
(1) 日本はまだ歴史を正視しておらず、世界への政治的・道義的な責任を負うべきだ。
(2) 日本の現在の戦略選択・戦術対策は、中国の国家利益と深刻な衝突がありうる。
あるネチズンが福田政権によって中国に対する態度が変わったことに言及するも、(─略─) あるネチズンによって指摘された。
「日本政府は常に交代しており、政策も持続性が無く、今日の微笑みが、明日も同じとは限らない。よって、日本の入常を譲歩することはありえない。これは我々の (※譲れない) 最低ラインだ」このコメントに156票が支持し、反対は1票だけだった。
【支持者：日本の『入常』へ大局が傾いている】
とはいえ、数年前と較べれば違う意見も出始めている。胡錦涛国家主席の『暖春之旅』後、多くのネチズンが日本入常に対する中国政府の立場を汲んで、いくつかの変化が現れた。
ネチズンは、ブン川地震 (※四川大地震) 発生後の中国に対する日本の援助は人に感動を与えたと言及し、日本の人々にとても親しみを感じて「中日が友好的に付き合い続けることを望む」さらにそのネチズンは後に明確に「日本の入常を支持する」と書いている。
あるネチズンは『私の観点：日本入常承諾を支持と口にすることの何が悪いのか？』という文を発表し、その中で「日本の入常を支持する。というのも、日本であれ次第に1つの『正常な国家』になりうるべきで、
日本政治の力量を無視・制約しようとも、大勢の成り行きを誰に妨げることができるだろうか？」と述べ「日本国民と日本統治者は別であり、先輩と後輩 (※昔と今の日本人) も別であり、右派と左派も別であり、日本軍国史と現代史も別である」と呼びかけた。
【中立者：日本の態度を見極めるべき】
反対もまあよかろう、支持も仕方あるまい。
群衆は無意識の怒りと一過性の感動から来る『咔哇依 (※かわいい／日本語からの外来語)』式の支持では、具体的な問題を具体的に分析するといった方法論には及ばない。あるネチズンが指摘するように「政治には永遠の友もなければ永遠の敵もない」のだ。
あるネチズンは、日本の入常を中国が支持することは出来るが、『世界中全ての中国に対する封じ込め企てについて、日本が参与することをやめる』といのを1つの王牌 (※切り札・政治カード) にするべきだと指摘した。
彼はこのようなボールを既に日本に対して蹴ってきたのだと考えており、あるネチズンは「ドーハ交渉 (※WTO) にメリットが何もないなら、日本の入常を拒絶する」と表明した。
事実上、日本の入常については保留とし、出方を見極めてから意見するというのが一部のネチズンの態度だ。何らかの終始 (※一貫した) 保証は必須であり、それはつまり中国の利益にも符合する。
■ソース (簡体中文)
日本重啓入常計劃 中國網民出現支持聲音 (日本再入常計画 中国ネチズンに支持の声あらわる)
URLﾘﾝｸ(news.cn.yahoo.com)
(新華網／Yahoo! 経由)
■おまけ (記事の下／13日 19:00現在)
『支持：899票』『反対：7971票』
■備考
『○○ネット (コミュニティ) のネチズン○○は』の類いは全て
『あるネチズンは』などと訳しました。もし誤訳を発見したらご指摘下さい。