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★南北首脳会談の見返り、北朝鮮が15億ドル要求…韓国側証言
【ソウル=浅野好春】韓国の金大中(キムデジュン)政権時代に大統領秘書室長などを務めた朴智元(パクチウォン)
氏は11日、第1回南北首脳会談(2000年6月)前の秘密交渉の際、北朝鮮が会談開催の見返りに当初15億ドル
の支援を要求し、その後5億ドルに減額したことを明らかにした。
「6・15南北共同宣言」採択8周年を前にソウル大で行った講演で述べた。
朴氏によれば、首脳会談は2000年初めに現代峨山(アサン)社の鄭夢憲(チョンモンホン)会長(03年8月自殺)が
話を持ちかけ、現代グループの対北代理人吉田猛氏が仲介した。3月からの秘密交渉で北朝鮮側の宋浩京
(ソンホギョン)アジア太平洋平和委副委員長(04年9月死去)は当初から15億ドル支援を求め、朴氏は拒否。
だが、後に鄭会長は北朝鮮側と値切り交渉を進め、結局5億ドルに落ち着き、鄭会長はそれを周囲に自慢して
いたという。
5億ドル支援は、韓国で03年に「対北秘密送金事件」として問題化し、特別検察チームの捜査で韓国政府が現金
1億ドル、現代が4億ドル分を利益供与したことが判明した。
(2008年6月12日00時09分 読売新聞)
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