08/06/04 22:48:38
釜山市南区大淵洞の荒嶺山にある、釜山初の室内スキー場「スノー・キャッスル」を経営する
スポーツランド釜山が2度目の不渡りを出し、事実上倒産した。昨年8月にオープンしてから
わずか10カ月後の倒産となる。
金融関係者が3日に話したところによると、スポーツランド釜山は2日、主要取引銀行である
国民銀行で満期を迎えた手形25億9900万ウォン（約2億6800万円）分を決済できず、
2度目の不渡りを出した。これにより、「スノー・キャッスル」の建設に関わった建設会社や、
建物内で営業している商店などにも被害が及ぶことになるとみられる。
産銀キャピタル、国民銀行などの金融機関から借り入れた債務に、建設費や宣伝費などの
経費をすべて合わせると、スポーツランド釜山が抱えている負債の規模は1000億ウォン
（約103億800万円）台に達するものとみられる。さらに、建物内の商業スペースを購入し、
まだ所有権の移転が済んでいない商店主約200人の契約金や中間金約400億ウォン
（約41億2300万円）の弁償もしなければならないため、商店主たちは非常対策委員会を結成した。
スポーツランド釜山の倒産は、予想よりも入場者が少なかったため収入が不足し、また商業スペースの
購入者からの残金や中間金の入金が送れたため、流動性が不足したことが原因とされている。
とりわけ、2000年に「スノー・キャッスル」の建設事業に着手した当時には400億ウォン程度と
されていた事業費は、7年間も事業が長引いたことにより、1000億ウォンを超えるまでに膨れ上がり、
資金難に拍車をかけたとの指摘がある。
スポーツランド釜山が和議を申請するなど、会社の再建に向けた手続きを取ることも検討されて
いるものの、これが上手く行かない場合は、債権者団が競売にかけ、新たな運営者を探す可能性もある。
ソース： URLﾘﾝｸ(www.chosunonline.com)