08/06/07 19:10:43 Y+GoeZ1V
私も、「生かされている」と思います。
いつ書いたか覚えていなのですが、私は、「人はひとりで生きていけない、他力によって生かされているからこそ、自力が発揮できる。だから、他力に感謝しましょう」と、いった内容の投稿をした記憶があります。
(最近、自分で書いたことを覚えていなくて困ったもんです。)
中村天風さんも、下記のようなことを言われています。
『どんなあわて者だって自分の力で生きているとは思わないでしょうな。
もし、自分の力で生きているのなら、時が来ても死ぬはずはないじゃないですか。いつまでも自分の力で生きておられるはずですし、現在あるがままの自分を保っていかれるはずです。
ところが、自分の力で生きていない証拠には、今から後、十年経ってごらんなさい。現在の自分と同じではないですから。
自力でなく他力で生かされているからこそ、時の流れとともに変わるんです。』
私は、この天風さんの話を読んだとき、自我という言葉を思い浮かべました。
自我とは自力で作り出した価値観のように思われますが、そうではなく、結局は、周りの人々(他力)の支えを受けて、自我は作り上げられ、そして成長していくのだろうと思うのです。
人は、どうしても他人の欠点に視点を向けてしまいます。だから「人の振り見て我が振り正せ」みたいなことわざが使われる気がします。
私は、そうでなく、意識的に人の良いところに視点を向けた方が自分のためには、もっと良いと思うのです。
だから「人の振り見て我が振り正せ」でなく、「人の振り見て我が振り習え」の方が自我を良い方向に導いてくれると私は思います。