【書籍】 「日本の古代史認識(古代東アジア世界と日本、西島定生著)」~落とし穴と毒素に注意、と翻訳者[05/30]at NEWS4PLUS
【書籍】 「日本の古代史認識(古代東アジア世界と日本、西島定生著)」~落とし穴と毒素に注意、と翻訳者[05/30] - 暇つぶし2ch1:蚯蚓φ ★
08/05/30 23:25:32

京都大学派とともに日本の東洋史学界を二分する東京大学学派の西島定生, 1919-1998))が「東アジア
世界論」を概念化して整理し、各種紙面に発表した史論集をソン・ワンボム高麗大日本学研究センタ
ー研究教授が完訳した。

日本語の原著は著名な在日韓国人古代史家である李成市(56)早稲田大教授が編集して2000年に岩波書
店から「古代東アジア世界と日本」という題名で出版した。

前近代、東アジア世界は朝貢と冊封を媒介にした中国と周辺諸国が緊密に繋がった自己完結性を持つ
世界というあまりにも有名なこの歴史仮説は「過剰なほど中国中心に歴史を設定した」「日本史を世
界史の視点で説明する過程で生じた」「日本帝国主義の大東亜共栄圏と発想を一にする」などの批判
が続きはするが、東アジアの歴史を説明する際、相変らず有効に使われる。

それなら東アジア世界論が可能な具体的な軸は何だろう?西島は漢字と儒教、仏教、律令制など4種を
あげる。その理由として、東アジア世界は時代によって範囲が可変的だったことを強調しながら、こ
のような体制が可能になった直接的な契機を生んだ始皇帝が中国大陸統一後に実施した郡県制を様変
りさせた漢王朝の郡国制に求めた。

東アジア世界論が体系化してそれを構成する一軸に日本史が堂々と席を占めることで、島国日本史は
初めて世界史の領域に含まれることができた。こんな点で西島の東アジア世界論が日本中心的という
批判は確かに妥当な側面を持つ。

ただ今回の完訳本で残念な点は翻訳者が過剰なほど原書に介入しようとした、と言う感じを与える点
だ。例えば西島の東アジア世界論にはあらゆる落とし穴と毒素があるので、これに気を付けなければ
ならないというふうな警告燈を訳者があまり多くつけている。

歴史批評。
328ページ。1万5千ウォン。

ソース:毎日経済(韓国語)[新刊]'日本の古代史認識'
URLリンク(news.mk.co.kr)
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