08/05/19 22:04:26
★生存者発見できず悔しさ=被災地去る日本隊、中国側は感謝
【北川(中国四川省)19日時事】中国四川省の被災地に派遣された日本の国際緊急援助隊は19日夕、
同省北川県曲山鎮を後にした。「1人でも多くの命を」と懸命に作業したが、生存者は発見できず、隊員は
悔しさをにじませる。
東京消防庁ハイパーレスキュー隊から来た島田一郎小隊長(52)は、「やり尽くしたということはない」と
唇をかんだ。倒壊した中学校で収容した遺体は「10代の方々がほとんど」(同小隊長)で、現場には
教科書やノートが無残に散乱していた。救助のプロとして、若い命を救えなかった無念さは深い。
それでも中国側の感謝の気持ちは大きい。中国地震局の黄建発・震災応急救援部長は、成都へ戻る
日本隊の小泉崇団長を訪れて謝意を表した上で、日本人記者団に「最も苦しい緊急時に来てくれたことを
忘れない」と話した。
(jiji.com 2008/05/19-21:16)
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