08/05/19 01:28:57
日本の国際緊急援助隊は18日、「いちるの望み」(隊員)をかけ、多くの生徒、
児童が下敷きになった学校の倒壊現場での捜索・救助活動を始めた。ただ、
同隊への感謝の声が絶えない被災民とは異なり、人民解放軍などの反応は
手放しで「歓迎」とはいかないようだ。(綿陽市北川県 野口東秀)
中国政府が日本の援助隊を真っ先に受け入れたのには、日中関係の重視や
国際協調をアピールする狙いがあったが、民政省などは「反日感情」を
危惧(きぐ)し受け入れに消極的だったという。
その懸念は、被災住民に関する限り払拭(ふっしょく)されたといっていい。
しかし、捜索・救助活動にあたる軍などの間には複雑な感情がみられる。
捜索・救助活動を現場で統括するのは基本的に人民解放軍だ。実際、大規模な
災害時に救助や物資の輸送などを行えるのは、軍や消防などをおいてほかにない。
17日、日本の援助隊は青川県の被災現場で活動したが、軍の兵士の1人は
「あれは日本隊だろ。早く帰れよっていう感じだ」と口走った。
それ以外にも不快感を示した救助関係者もいた。
ある中国筋は「軍が仕切る現場で日本隊に生存者を発見させると思うか?」と話す。
日本の援助隊に中国側が指定した被災現場は、すでに捜索を終えたか、あるいは
巨大な土砂崩れで埋まり、中国側も救助などは「無理」だと判断した小学校だった。
同筋は「軍などがいったん捜索し救助活動をすでに終えた現場で、もし日本隊が
生存者を発見したら、それこそメンツが立たない」ともいう。
それでも日本の援助隊が生存者を救出すれば、日中関係の改善にはプラスとなる。
現場の軍関係者などによる感情の吐露は、日本から援助隊を受け入れる土壌が
整っていないことを浮き彫りにしている。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
18日、四川省北川県曲山鎮の中学校で、搬送される犠牲者の遺体に手を合わせる、
日本の国際緊急援助隊員(AP=共同)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
前スレ: 2008/05/18(日) 21:36:04
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