08/05/17 10:03:56
北京五輪を8月に控えスポーツ報道に力を入れていた北京の中国各紙で、四川大地震
の影響で五輪特集を縮小する動きが出ている。大規模な震災で祝賀ムードが吹き飛び、
共産党宣伝部も“自粛”を指示。
新聞社側からは「五輪開催をどう迎えればいいのか」(編集担当)との戸惑いも出ている。
北京五輪の聖火リレーは5月4日から中国本土入りし、8月の開幕に向け国内各地を
回って盛り上げを図る予定だった。しかし、今では震災のためすっかりかすんでしまい、
15日付の北京の各紙は「聖火リレー、スタート前に(震災犠牲者のため)黙とう」(京華時報)
などと報じただけで、16日には聖火リレーの記事をさらに少なくする新聞もあった。
関係者によると、北京市の共産党宣伝部は12日の大地震発生後に「聖火リレー報道を
大きく扱わないように」と各紙に指示。14日には、さらに「五輪特集も縮小するように」と
指示してきたという。
各紙とも市民の関心が高い五輪関連報道に力を入れ、販売部数拡大を目指していただけに
対応に苦慮。中国紙記者は「今は市民の関心が震災に向いているが、夏に向けどう五輪
報道を盛り上げていくのかまったく見通しが立たない」と話した。
ソース:スポーツ報知/共同
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