08/05/15 20:20:25
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(ハンギョレ新聞)韓国と日本は似ているようだが違う。地球上で日本と一番似ている国が韓国とい
う言葉があるかと思えば、日本と一番違う国が韓国という言葉も通用する。どうしてそうなのか?
「韓国人の日本史」(玄巖社発行)は正しくそんな疑問に答えようとする本だ。東京大学文学部朝鮮史
研究室で勉強した著者、チョン・ヘソン成均館大人文科学研究所専任研究員は終始「どうして日本は
韓国と違うのか?」に焦点を合わせて文学、哲学、宗教、芸術分野について日本社会の下にある心性
と風土を暴いて隣国たちと比べる。年代記的な一般歴史書ではない。そして彼は意外にも自分が無関
心だった「日本と正反対の文化を持った」驚異的な韓国文化にも新しく目覚める。日本が分かると韓
国も正しく分かるという話だ。
1949~53年大阪大コハマ・モトスグ教授は日本全国の5万6千人余りの頭蓋骨を調査した結果、現代日
本人の源流がアイヌ人と韓半島人という事実を明らかにした。ハニハラ・カズオ東京大学教授はコン
ピュータシュミレーションを通じて日本の古代国家形成期である7世紀頃、縄文人(石器時代の日本先
住民)直系と移住民(主に韓半島出身)系統の人口構成比が1対9.6という推定値を得た。『銃、病原菌、
鉄』『人間はどこまでチンパンジーか?』などを書いたジャレド ・ダイアモンドは「日本人の根は韓
国」と断定した。もちろん根がそうだというだけで、両国は全く異なる道を歩いた。
「韓国人の日本史」著者が「日本を根源的に理解する道」と指摘しているのが精霊信仰(アニミズム)
から出発した「神道」だ。日本全国には8万あまりもの神社があり、1億2千万の人口のうち1億1千万が
神社を定期的に訪れ八百万の神々を信じている。(中略 >>2-5のあたり)
「天皇」制が生き残ったのも神道のためだ。「他の世界が生死、善悪、道徳、普遍価値など人間の本
質的な問題に取り組み」人間性を歪曲する社会に対して怒る時も日本はそこに関心がなかった。日本
は代わりに自我を集団に求めて集団に対する忠誠を作り上げた。「残ったのは何だったのか?それは
形式を最後まで推し進めることだ。本質に関心がない時、すべての関心とエネルギーは形式に集中さ
れるだろう。」日本美学の特性だ。家業につながる日本的職人精神も同じ脈絡で理解できる。
チョン研究員は神道が維持できた決定的な理由を日本の自然環境、地理的特性に求めた。地震と火山
と台風の巨大な威力にいつも露出している心細い生活、そしてその結果形成された日本的風土を外部
侵略から守ってくれたのは島国という特性だ。また高い山々で分けられた峻険な地形は韓国や中国の
ような中央集権体制の確立を邪魔し、その結果、政治と宗教が未分化状態で残ったし、それはまた絶
対真理や普遍的価値の追求を妨げた。
交通・通信の発達で今後の日本的特性は弱まるしかないが、「‘天皇が健在な神の国’という、日本
が歴史的に発展させて来た唯一のアイデンティティ」にとらわれすぎる右翼たちの危ない蠢動を阻止
する社会勢力はとても微力だ。それを「挫折させられるのはただ力だけ」と著者は考える。力は周辺
との連帯から出る。
ハン・スンドン専任記者
ソース:ハンギョレ新聞(韓国語)天皇制の柱は呪術的‘神道’チョン・ヘソン研究員が見た日本
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