08/05/18 12:05:30 RIb8Lq1Q
俺消防士なんだけど、現地に行ったメンバーは全国の中の超エリートだよ。
以前、大規模災害を想定した震災訓練に参加したんだけど、
そのときの教官(現役の消防官)が阪神淡路の時の救助を担当した人だった。
新潟はもちろんトルコにも派遣された経験もあるそうだ。
その人の訓練は本当にきつかった。
レスキューの第一線で活躍してる参加者がばたばた倒れた。
食事、休憩なしでとにかく動かされたよ。
訓練終わった後でいろんな話を聞いた。
阪神のとき、倒壊した家の中で幼い子供をかばって
大きな梁を支えたまま亡くなっていたお父さんの話とか、
倒壊した建物の中で若い女性の声がするのに水が出ない。
できる事をしたけど、圧倒的な火の勢いに号泣しながら転戦した話とか、
3日間現場に出っ放しで食事もろくに取れず、眠れず、血尿しか出なかったとか
検索に入っていた時に大きな余震があって、何人かの隊員が閉じ込められかかったけど、
それでも探すのをやめなかったとか。
中国が適当とか信用できないとか、彼らは分かってるんだよ。
世界貿易ビルの時も、自費でボランティアしにいったり、
世界中で戦ってきた人たちだから。
資機材が必要なことも重々承知してる。
でも、持って行けなかったんだ。理由は分からないけど。
夜間の検索はさまざまな危険要素がある。
作業中に余震が来る場合だってある。
瓦礫や割れたガラスや薬品やが散乱している災害現場で
周りが見えないことは本当に危険なんだよ。
もし一人でも怪我してしまったら、被災者が一人増え、救助者が一人減る。
30人数名しかいない編成だから、一人減るのは大きな痛手だ。
彼らは覚悟して行ってる。
どこでどんなになっても戦い続ける。
いろいろあるだろうけど、どうか彼らを応援してやって欲しい。
あの惨状を涙ながらに語ってくれた教官の目を、俺は信じる。