08/05/10 23:24:52
中国の聖火リレーでゴミの山、マナーまでは統制できず
【北京=佐伯聡士】中国南部・広東省の地元紙「南方都市報」(電子版)は9日、
同省広州市で7日に北京五輪聖火リレーが行われた際、沿道の草木が踏み倒され、
ゴミが散乱するなど、観衆の悪質な行為があったと伝えた。
中国国内の聖火リレーは、チベット暴動鎮圧に抗議して妨害行為が相次いだ海外と
異なり、管理された「愛国主義」による祝賀ムード一色の中で展開されているが、
マナーの悪さまでは完全に統制できないようだ。
同紙によると、観衆の中には、鉄柵を曲げて植え込みに入り、草を踏み倒し、
沿道の木に登る者が相次いだ。リレー終了後は、辺り一面に、折れた苗木の小枝や、
声援を送る際に使った無数の紙製の中国国旗、ゴミなどが散乱。翌日、
わずか100メートルの距離で集めたゴミは車2台分になった。
中国の有力紙「中国青年報」も同様の懸念を表明し、「愛国はマナーの悪さの
理由にはならない」として、「愛国無罪(愛国を掲げていれば罪に問われない)」の
傍若無人さを戒めている。
(2008年5月10日23時03分読売新聞)
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