08/05/09 20:32:05
【香港】「要注意人物」名簿、香港当局が存在認める
URLリンク(news.nna.jp)
香港で北京五輪聖火リレー前に、複数の人権活動家が入境を拒否された問題で、
保安局の雷潔玉・副秘書長が6日の立法会(議会)で答弁し、入管当局が“要注意人物”
のリストである「監察名簿」を作成して入境を認めるかどうかの判断を行っていることを認めた。
同名簿は“公衆の利益”に反する活動を行う可能性のある人物をリストアップしたものだが、
雷秘書長は「いわゆるブラックリストではない」と強調。名簿に載っていても、審査結果に
よっては入境を認めるケースもあると説明した。ただ、名簿の記載人数など詳細は明らかに
しなかった。
聖火リレーに合わせてデモを計画していたデンマークの彫刻家らが入境拒否された理由
についても、「個別ケースにはコメントできない」と明確な答弁を避けていたが、民主派議員
から追求され「五輪の厳粛なる開催という公衆の利益を考慮した」と認めた。
民主活動家として知られる梁国雄議員は、自身が聖火リレー中にデモを行った際、中国本土
から来た若者20人余りに取り囲まれ「殺すぞ」と脅されたエピソードを披露。「公共の利益と
五輪は時に矛盾する。五輪を支持する一方で社会の平和を破壊している彼らの入境も拒否
するつもりはあるか」と迫った。7日付明報などが伝えた。