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胡主席早大講演、聴衆は「関係者」 一般学生知らされず
2008年05月09日01時59分
来日中の胡錦濤(フー・チンタオ)・中国国家主席は8日、早稲田大で講演、
若者同士の交流の大切さを力説した。だが肝心の早大生にはこの講演について
事前の通知がなく、会場に入れなかった学生から残念がる声が聞かれた。
同大での中国国家主席の講演は98年の江沢民氏に続き2度目。
大学に加え、外務省や日中友好団体などが主催した。大学によると、これらの団体に
席を分配したため、全席約900のうち早大生、他大学生の分はそれぞれ200席ほど。
一般募集はなく、中国関係のゼミ生など、あらかじめ決められていた。
警備の都合で、予定は当日朝になって大学のサイトで公表。テレビ中継で講演を
聞いた女子学生(21)は「生の声を聞いたら中国への距離感も変わるのに」と話した。
大学正門前では「パンダはいいからチベットに自由を」などと書かれたプラカードを
手に抗議する市民と、中国国旗を掲げる中国人留学生らが、声を張り上げた。
男子留学生(23)は「主席訪問や五輪を妨害するのは許せない。中国人として
中国のために集まるのは当然」。
日の丸を手にした早大大学院生の梅本大介さん(24)は「ギョーザ問題は未解決のまま。
日本の訴えを届けたい」。参加者が怒鳴り合ったり、旗を奪って地面に投げ捨てたりする
場面もあった。
URLリンク(www.asahi.com)
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URLリンク(www.asahi.com)
早稲田大の前には、胡錦濤国家主席を歓迎する中国人と、チベット問題で
抗議する市民が集まった=8日午後、東京都新宿区