08/05/08 20:19:07
「竹のカーテン」内で五輪強化 中国、外国メディア締め出し
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北京五輪で金メダル数世界一を狙う中国選手団の動向がつかめなくなってきた。
中国の徹底した情報統制ぶりはかつて「竹のカーテン」と形容された。
地元五輪に臨む選手たちもまた、カーテンの向こう側で最後の特訓に励んでいるようだ。
４月中旬、国家体育総局が柔道代表など一部の練習場を公開した。
昨年１１月に次ぐ２度目の機会に、国内外の報道陣約３００人が集まった。
しかし総局幹部が通り一遍の説明をした後、選手に声をかけようとすると、係員が
「選手はスケジュールに沿って動いているので時間がない」と取材を拒んだ。
特に外国メディアへの制限は厳しい。北京五輪組織委員会は選手取材に事前申請を
求めているが、申請しても総局の担当者は「許可の可能性はほぼない」と平然と答える。
大会も同様で、体操の中国代表選考会（今月７－１１日）は「国外メディアは受け付けない決まりだ」
と取材申請を却下した。
代表クラスの選手たちは最新設備の中で練習に集中。
多くの競技では短期間、軍に入隊する訓練も実施する。
規律心とともに「祖国のために奉仕し、栄光を勝ち取る」（標語）の精神をたたき込むためだ。
2008/05/08 17:28 【共同通信】