08/05/07 23:20:32
★首脳会談、中国側の思惑は外れる
「両国の間により良き未来が開けるものと信じています」。共同会見でこう語った胡錦濤主席でしたが、
今回の首脳会談は、中国にとって決して実りの多いものではありませんでした。
中国側は6日夜の非公式夕食会で、死んだリンリンの代わりとして雄雌のパンダ2頭を貸し出すことを
約束したほか、7日の首脳会談でも、日本が提唱した地球温暖化対策の枠組みについて初めて共同
声明に調印しました。
しかし、日本側に期待した「中国支持」については、福田総理が北京オリンピックの成功を祈ると述べた
だけで、開会式への出席については確約を得られませんでした。
また、世界的に批判を浴びているチベットの暴動鎮圧では、福田総理からダライ・ラマ側との対話に
踏み切った決断は高く評価されましたが、暴動鎮圧そのものについての支持は得られませんでした。
「日中関係の今後の発展に共通認識を持てたことが重要だ」(中国外務省、劉建超 報道官)
いずれにせよ今回の首脳会談は、国際社会からの批判が強いなか、何とか打開を図りたいという中国の
思惑通りにはいかなかったようです。
(TBS 07日15:52)
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